長期間の断眠実験
1896年に、アメリカで3人の健康な若い男性を90時間(三晩)断眠させて、心理や生理の面からしらべた、という報告がある。
これが最初の科学的な断眠研究とされている。
それによると、第一夜は比較的問題がなかったが、第二夜はひどく眠かった、と記されている。
夜明けのころがもっともつらいときで、被験者は放っておくとすぐ眠りこんでしまった、という。
第二夜以降に、3人のうちの1人に知覚障害がみられた。
ねばねばしたうずを巻く粒子の層で、床とおぼしきところが覆われている、とか、空気中に色のついた微粒子がいっぱい浮かんでいる、といいだしたのだ。
しかし、こんな錯覚は、最初の睡眠期に11時聞半まとめて眠ると、すっかり消えた。
ほかの2人も、羽毛 ふとんでの回復睡眠のあとすっかり元気になった、という。