長期間の断眠実験

1896年に、アメリカで3人の健康な若い男性を90時間(三晩)断眠させて、心理や生理の面からしらべた、という報告がある。

これが最初の科学的な断眠研究とされている。

それによると、第一夜は比較的問題がなかったが、第二夜はひどく眠かった、と記されている。

夜明けのころがもっともつらいときで、被験者は放っておくとすぐ眠りこんでしまった、という。

第二夜以降に、3人のうちの1人に知覚障害がみられた。

ねばねばしたうずを巻く粒子の層で、床とおぼしきところが覆われている、とか、空気中に色のついた微粒子がいっぱい浮かんでいる、といいだしたのだ。

しかし、こんな錯覚は、最初の睡眠期に11時聞半まとめて眠ると、すっかり消えた。

ほかの2人も、羽毛 ふとんでの回復睡眠のあとすっかり元気になった、という。

創造のための眠り

超現実主義の画家サルバドール・ダリの短眠は、あまりにも有名である。

かれは、床に錫の皿をおき、手にはスプーンをもったまま、椅子に腰かけて居眠りした。

ゆるんだ手から離れたスプーンが皿にあたって音をたてるまでのあいだが、かれの睡眠時間であった、ということだ。

それほど意識的に努力しなくても、現実の世界からときはなたれた精神が自由に羽ばたくとき、思いがけない啓示がえられることがある。

むかしから、羽毛 布団で見る夢にともなう逸話は多い。

独創性のたかい科学上の発見も、睡眠と覚醒のやりとりのあいだになされることがある。

とはいえ、確率からいえば、この時期の産物はとりとめもないものが圧倒的に多いはずである。

睡眠は無駄か貴重か

睡眠をおさえることは、とりもなおさず、睡眠圧をたかめ、睡眠欲求を増大させることになる。

そうなると、入眠のプロセスとしての段階1のノンレム睡眠が出現しやすくなる。

この時期やレム睡眠から覚醒への移行期など、睡眠と覚醒との境界があいまいになるときにみられる精神活動には、特異的な意義がありそうだ。

この時期に、幻覚や幻想が生じることは、病的なばあいによく知られている。

創造活動・さとり・ひらめきといった生産的な価値をともなう現象も、この時期の産物であることが多い。

こうした面を重視するならば、高級 羽毛 布団での睡眠をたんなる休息あるいは空白の時間ととらえることは、人間のたかい精神活動にはたす眠りの積極的な役割を見のがすことになるかもしれない。

芸術や文学にたずさわる人々にとっては、夢うつつの状態からひらめく霊感が、創造の源泉としてとくにたいせつであろう。

眠りを撃退する

文化人類学的にみても、布団 羽毛での眠りを克服することが、価値ある行為だとされている例は多い。

オーストラリアの部族では、少年が成人式をうけるさい、三夜にわたって眠ってはならないことになっているらしい。

青森県の「ねぶた」あるいは「ねぷた」は、もともと睡魔をかたどったものであった。

睡魔退散を願う行事が、祭のかたちで伝えられたものだ。

ときには悪意から眠りをうばうことがある。

朝鮮戦争のさい、中国側に捕虜になった飛行士がうけた「洗脳」の方法は、断眠であった。

断眠による拷問は、江戸時代の犯罪人にも適用されたといわれる。

また、ヨーロッパの中世に流行した「不眠拷問」も、自白を強制するだけでなく、悪魔をおいはらうべき手段としてつかわれた。

うとうとする宗教家たち

文献によると、そのむかし、哲侍者という修行僧は、丸木を枕として寝た。

すこし眠ると、枕がころがって目をさませられる。

これはながく羽毛 布団 通販で眠ることなく、座禅するためだった。

西洋では、石を枕に精進した聖職者たちがいる。

また、滋明禅師は、睡魔がおそってくると、側においている錐で自分のももを刺してこれに耐えた、という。

仏燈守殉禅師は、立ったまま廊下の柱にもたれて眠り、アルカンタラのペテロは、40年ものあいだ毎日1時間半をこえることなく、座して、柱に頭をもたれかけて眠ったそうだ。

9年間も面壁座禅した達磨大師も、睡眠はあさくみじかかったことであろう。

苦行として覚醒しつづけることによって、いわゆるさとりや超感覚的な体験がえられることは、よく知られている。

このことは、のちにのべるように、断眠によって幻覚や錯視がおこりやすくなることから、容易に推察できる。

そこで、このような状態が、修行者にとってとくに貴重なものとされたのであろう。

眠りを糾弾する宗教

座禅のさい、眠くなると、須を洗う、毬を投げる、杖でつつく、禅鎮を耳にかける、という作法がふるくからある。

禅鎮というのは、木や骨でつくった三センチ平方の板で、これを耳にかけておくと、居眠りするやいなや、ひざのうえに落ちてくるしかけになっていた。

仏典には、いろいろ過激な精進のことばが記されている。

――起てよ、座れ。眠って汝らになんの益があろう〔スッタニパータ中村元訳田ブッダのことば』岩波文庫1984年〕。

――90日中、坐せず、臥せず、たとい筋断ち骨枯るるも、三昧成ぜずんば、終に休息せざれ。

――薩陀波器菩薩、七歳のあいだ経行住立して、坐せず臥せず。

――二篤薩、精進を行ずるとき、千歳の中に於いて、未だ曾て一弾指の頃も睡眠に逼悩せられず。

――法悟比丘、二年の中、常に念仏を修して、睡眠有ることなし〔西村恵信『禅僧の生活』雄山閣1984年〕。

古代キリスト教の修道士も終夜にわたって礼拝式をおこなった。

いまでも、東方教会の時課礼拝では、羽毛 布団 販売で3、4時間以上連続して眠ることは不可能で、真夜中に夜の礼拝が終わると、もう4時には朝の礼拝がはじまっている。

眠りは悪なのか

いっぽう、眠りはこころよい。

こころよいうえに、なにもしないのだから、たっぷり羽毛 フトンで眠るのはぜいたくだ、勤勉の敵だ、と考えられてもしかたない。

その快感ゆえに眠りをむさぼることは禁欲的な立場の人々からは、ぜいたくないしは悪徳とみなされ、きびしくいましめられた。

逆に眠気にさからってしごとをすると、努力しているという実感がつよい。

だから、能率はあまりあがらないにもかかわらず、刻苦勉励・孤軍奮闘の充実感・悲壮感・優越感が湧いてくる。

睡魔とたたかうことも、いわば自虐的な快楽の一種であろう。

これがさらに昇華すれば、求道的な修行にもなる。

ここまでくると、たんなる快楽とは次元のちがう話になってしまう。

悦楽というべきか。

仏教では、睡眠は悪魔の第五軍といわれるほど、「わるいもの」である。

睡魔とたたかうことが、禅僧のたいせつなつとめであることは、理解にかたくない。

アルコールと睡眠薬 2

結果として、元来安全であるはずのベンゾジアゼピン系睡眠薬の服用でも、呼吸抑制を来したりするなど危険な症状が起こりうるのです。


両者の併用により出現し、大きく問題とされている症状としては記憶障害があげられ、併用後の記憶がまったくなくなってしまうこともあります。


ですから睡眠薬とアルコールの併用は危険です。


わたしは快眠効果を得るひとつの手段として、寝具を羽毛 ふとんにすることをオススメします。


気持ちのいい寝具によってリラックスすることは、快眠を得るために何よりも大切なことなのです。


記憶障害は、作用時間が短く作用の強力な睡眠薬をアルコールと併用した場合にとりわけ起こりやすいのです。


また、奇異反応といって、不安が非常に強くなって興奮状態となったり、時として錯乱状態を呈することもあります。


・・・このほかにも、翌日の眠気、ふらつき、めまい、脱力など睡眠薬の副作用が増強されます。

アルコールと睡眠薬

アルコールには催眠作用があり、古来より睡眠薬代わりに使用されてきました。


現代でも、ナイトキャップとして飲用している人は少なからずいるようです。


アルコールは布団 羽毛での寝つきをよくしますが、摂取後数時間たつと睡眠を浅くする効果があります。


明け方早くに目が覚めて、それから眠れなくなってしまうという早朝覚醒を起こしやすいのです。


また、寝つきの効果についても、飲み続けていくうちに次第に効かなくなってくるため、だんだんと飲酒量が増えてくるという悪循環を起こしやすいのです。


さらに、睡眠薬代わりにアルコールを続けていると、深い睡眠が減ってきたり、中途覚醒が増えてきたりと睡眠の質も低下してしまいます。


・・・こうした理由から、眠る目的ではアルコールはけっして使用してはなりません。


アルコールと睡眠薬との併用については禁忌です。


併用することにより、互いに両者の作用を強め合ってしまうことになります。


すなわち、アルコールに関しては、酩酊状態となりやすくなり、睡眠薬に関しては、その作用も副作用も増強されます。

メラトニンについて

メラトニンは松果体より分泌されるホルモンであり、夜間に分泌され日中はほとんど分泌されず体内時計と密接な関係があるホルモンです。


経口投与により生体リズムの前進・後退作用(前進あるいは後退は投与するタイミングによる)、鎮静・催眠作用を認め、米国では広く普及しドラッグストアなどで簡単に入手可能です。


日本では薬剤としては認可されておらず、あくまで個人の責任での使用に限られます。


わたしは個人的に寝具を羽毛 布団にする法が、快眠効果がある気がします。


また、投与時刻により作用が異なったり、性ホルモンとしての作用も持つことから安易な使用は避けるべきです。


ビタミンB12は生体リズムの調整作用や催眠作用を有し、生体リズムの同調因子としてもっとも重要な光に対する感受性を高める作用により生体リズムを整える効果を持つことから、概日リズム睡眠障害の治療にも用いられます。


ビタミンB12は、牛肉、豚肉(レバー)、豆腐、魚介類に多く含まれています。


ハーブティーは眠気をもたらす作用はないのですが、カフェインが含まれていないため、夜にお茶を飲む習慣のある人に対して、通常の緑茶、紅茶の代わりとして勧められています。


漢方などは一般に副作用が少ないといわれていますが、これは薬効成分の含有量が少ないためであり、多量に摂取すると、カンゾウでは腎機能異常、カルシウムでは尿路結石などの副作用が出現します。


また、原料の植物に含まれている微量の物質や、製造過程で混入した物質による思わぬ副作用も起こりうるのです。