うとうとする宗教家たち
文献によると、そのむかし、哲侍者という修行僧は、丸木を枕として寝た。
すこし眠ると、枕がころがって目をさませられる。
これはながく羽毛 布団 通販で眠ることなく、座禅するためだった。
西洋では、石を枕に精進した聖職者たちがいる。
また、滋明禅師は、睡魔がおそってくると、側においている錐で自分のももを刺してこれに耐えた、という。
仏燈守殉禅師は、立ったまま廊下の柱にもたれて眠り、アルカンタラのペテロは、40年ものあいだ毎日1時間半をこえることなく、座して、柱に頭をもたれかけて眠ったそうだ。
9年間も面壁座禅した達磨大師も、睡眠はあさくみじかかったことであろう。
苦行として覚醒しつづけることによって、いわゆるさとりや超感覚的な体験がえられることは、よく知られている。
このことは、のちにのべるように、断眠によって幻覚や錯視がおこりやすくなることから、容易に推察できる。
そこで、このような状態が、修行者にとってとくに貴重なものとされたのであろう。